a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

2007-02-20から1日間の記事一覧

宵の明星

久し振りにまじまじと眺めた。細い上弦の月のお蔭でいつもより明るく、はっきりと輝いて見えた。西の方角、他に星は見当たらない。月はその陰影を濃灰色にうっすらと映し出し、手術用の縫合糸には少し太くて傷跡が残ってしまいそうだ。 どちらにしても、夜空…