a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

通勤中の楽しみ

片道約2時間半、毎日通っておりますが、電車に揺られて窓の外をボンヤリ眺めていると景色が徐々に長閑になり、朝っぱらからもう溜息しか出ません。

仕方が無いのでひたすら本を読んでいます。

3月から今まで。

1.私が敬愛する江戸川乱歩の全集(光文社文庫版)を1巻から読んで行こうと思いまずは第1巻『屋根裏の散歩者』。初期の短編が多数収録。乱歩のエッセンスは短編にあると思っている私には珠玉の一冊ですが。

2.大学院の卒業判定が出て、買ったのに殆ど読んでいない本に申し訳ないと思い立ち、マックス・ウェーバー『職業としての学問』。神学についての件が大変興味深かった。宗教を学問する…不思議な世界だ。

3.高校とかで習う文学史にはタイトルしか出て来ず、それでは意味が無いという問題に対抗してそいつらを読んでみようと考え、田山花袋『蒲団』。

次は何にしようかなぁ。

こうやって眺めてみると、古い小説ばかりだ。

まぁ古典作品には現代作品のルーツが詰まってるから、読んでて楽しいのです。

別に拘ってはいないのですが。

何かお勧めはありましょうか?