a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

今日の私

一昨日、あるパート職員さんに罵倒され周囲から誰も助けてくれないという如何ともし難い夢を見ました。

今日、その方が退職されると聞きました。上司を含め初耳でした。

恐らく、その方の調子がいつもと違っているのを無意識に感じてそれを自分への悪意であると見取ったのが夢に現れたのだと思います。

パートさんが退職することに対して職場に関わってきた私は責任を感じました。私が何か良くないことを言ったりしたりしたのだろうか、私の態度がまずかったのだろうか。あと、退職するという選択を取るしかなかったその方の辛さを思うと無性に悲しかったです。

上司は「ハローワーク行かんとなぁ」と言いました。

他のパートさん達は「自分はその人の仕事を引き継ぎたくない、新しい人に引き継げばいい」と口を揃えました。

上司に上に書いたこと、他のパートさん達の言葉が悲しかったことを告白すると「そんなん気にしてたらあかんで、あの人は自分の判断で退職しはるんやから少なくとも自分の所為やと思うのは絶対に違う」と言われました。同僚に同じことを言うと「結局残るのは自分達だからね、皆少しでも楽したいんだよ、それに一緒に仕事してるんだから多かれ少なかれやめる原因の一つに自分の存在が入ってるのは当然だよ、だからそんなに気にすること無いんじゃない」と返ってきました。

それを聞いて気付きました。理を重んじ、式を以って万事は成立すると考えていた私が、あろうことか私が最も嫌う、所謂「感情」に弄ばれていたことを。そして、私も彼らも少なくとも「間違っていない」ことを理解しました。同時に、いつもの私なら上司や同僚に言われたことを真っ先に考えただろうにと思いました。

被害妄想が加速の一途を辿ったなかなか残念な日でした。そして「人間」に触れた日でもありました。また人類嫌いになりそう。