a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

彼岸花

別名、曼珠沙華サンスクリット語で「天上の花」という意味らしいが「死人花」とも呼ばれるそれとはイメージを異にする。小さな頃から「彼岸の頃に咲く花」というよりは「彼岸(黄泉)に咲く花」と認識していたので、毎年のように目にするが触れたことすらない。彼岸花に連れて行かれると、此方に帰って来られなくなる様な気がするからだ。

ところで、彼岸花の姿に対して断末魔の血飛沫のような、地獄の業火のようなイメージを私に与えたのは誰だろう。もしかすると、この花々なのかも知れない。