a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

白い彼岸花

私の職場の片隅に1ヶ所だけ、白い彼岸花が自生している所がある。私も生まれて初めて見た。赤い彼岸花と並んで咲いているのが又珍しい。しかし前回同様どうしても彼岸花には死のイメージが付き纏う。白い彼岸花は死装束を連想させた。赤い彼岸花に真白な装束を纏わせる、そんな色。白い彼岸花に導かれた死人はどこへ辿り着くのだろうか。きっと冥府とは違った、別の道なのだろう。