a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

九寨溝に行きたい

中国、四川省にある世界遺産、九寨溝。もう5年以上も前、深夜に友人とザッピングしていたところ偶然放送されていたのを見てたちまち虜になった。透き通る水の青、湖底を埋める石灰華、大小さまざまの瀑布。自然のままの、自然のあるべき姿。TVで、しかも水ネタ(基本的に水は嫌い)でこんなに感動させられたことはない。それ以来、私の中での「いつか行きたい場所」になっている。

今は「virtual trip CHINA 九寨溝 JIU ZHAI GOU」のDVDで我慢している。発売を知り予約してまで購入した。字幕もほとんどなし、ナレーション一切なしで水の音、風の音だけが延々と1時間半。まったり度全開でもう癒しとかデトックスとかの領域を超えた美しすぎる映像作品。DVDジャケットの裏面には「部屋の明かりを少し落として」とか「多少のお酒も効果的です」とか笑いを取りに来ているのだろうかと思わせる部分も伺えて心憎い。

基本的に出不精の私だが、この青だけは自分の目で見てみたい、と思っている。水を、風を、空気を、感じたい。それまでに器を大きくしておかないと。