a reminiscence

The most capacious measure is filled at last.

とんだ誕生日。

誕生日の朝、胸騒ぎがして6時に目覚めたらW杯スイス対ウクライナの延長戦をやっていた。録画予約ではカバーされていなかったので朝一からヒートアップした。おめでとうウクライナ。でも次はイタリアが貰う。ガットゥーゾがいるからな。

ついでなので仕事に1時間早く行って1時間早く帰ろうと思い立ち(悪い会社員)その通りにしてみると何とその日は職場の利用者を招いての懇談会。上司からは「ほな今日は一緒に帰ろか~」との御言葉。残業しろってことね、と。

懇談会に出す軽食の準備で休憩もロクに取れず、1時間半残業させられ、帰りは小一時間上司とタイマンで缶ビールを傾けつつ電車に揺られる。途中からはお互い読書してましたが。上司は司馬遼太郎、私はアガサ・クリスティー

母に電話でそう言うと「復職後初残業が誕生日なんて縁起いいやん」と。そういう考え方もあるのね。少なくとも今の私には到底無理な話だけど。

新しい1年とか、だからどうするとか、そういう気持ちは特にないけど兎に角1つ年を重ねたことだけは確か。それ自体に意味は無いが、何かが起こらない限りこれからも生きるしかないんだから、出来る限り無理なく、無駄なく、欲しい物は手に入れながら、ぼんやりと生きたいものだ、と思う。